――前期の事業環境は。 「2020年度は新型コロナウイルスの感染が広がり、上期に販売が落ち込んだ。しかし下期には需要が回復したため、国内出荷は2万5千トン超と前期並みとなった。分野別で出荷をけん引したのは、リチウムイオン電池(LIB)材料。車載電池が7月から復調し、民生向けも足元まで調子は良い。コンデンサーも上期は低迷したが、国内でテレワーク...