首都圏では、厚板も薄中板と同様に市中での品薄化を警戒する見方が出始めてきた。在庫販売店やシャー・溶断筋の手持ち在庫は徐々に消化される一方で入荷が細っており、規格やサイズによっては歯抜けが生じつつある。需要シーズン入りすればこの状況が顕在化し、一気にナイモノ高に転じるとの指摘もある。 メーカーの値上げ姿勢も鮮明で、東京製鉄が7月契約分でトン5...