「技能工の社会保険料すらまかなえないほどに、元請けからの安値受注が散見される」。ある鉄筋工事業団体の代表が現状を憂い「働く者が続かず、産業として衰退してしまう」と警鐘を鳴らした。建築需要がいまだ回復の途上にある中、需給の論理で事業継続できる適正価格を下回る状態に陥っている。一方で資材の異形棒鋼など鉄筋価格は急騰し「コロナ感染対策も強いられ、...