鋼製容器需要の底離れが進んでいる。輸出向けや自動車関連の需要がけん引するドラム缶やペール缶に続き、18リットル缶や一般缶でも複数月で出荷量が前年同月を超える展開にシフトしている。ただ記録的なマイナスが一巡後の増加とあって、品種によっては回復実感が伴わず、先行きに対する慎重論も少なくない。諸資材の値上がりが採算に影を落とす中、予断を許さない経営...