――明珍(みょうちん)家は、850年の歴史を持つ鍛冶職人の家柄と伺っております。 「当家は元々、鎧や兜を製作する甲冑師です。平安時代末期、近衛天皇に武具を献上した際に〝音響朗々、光り明白にして玉の如く、類希なる珍器なり〟という評価を受け〝明珍〟の名前を授けられました。以来、代々鍛冶を生業としてきまして、私で52代になります」――どのようなもの...