「余剰能力を存在させてはいけない」。日本製鉄の橋本英二社長は3月5日、中長期経営計画を発表するオンライン記者会見でこう語った。これは以前から橋本社長がたびたび口にする持論。営業部長を務めていた頃から考えていたことだという。余剰能力を持つと固定費負担が重くなるのはもちろん、営業部門にはトン当たり固定費を薄めるために販売価格を下げてでも注文を取...