米国鉄鋼市況が歴史的な高値に達している。熱延コイルはショートトン当たり1300~1350ドルと、昨夏の安値から一気に約2・8倍へ跳ね上がった。メトリックトン換算では1500ドルに迫り、アジアや欧州市場と比べ400ドル以上もの値差が開いている。米鉄鋼業の再編進展やトランプ政権時代の「通商拡大法232条」による輸入材減少、そしてバイデン政権の景気...