日本製鉄は、電機向け薄板輸出の上期商談でトン当たり200~300ドルの値上げを提示した。世界的な「巣ごもり需要」で家電製品の生産が急回復し、電機向け以外を含め鋼材需給はタイトな状況が続いている。冷延鋼板などの一般市況が大きく上昇する中、日鉄は中国鉄鋼業の構造変化を受け「ステージが変わった」とし、電機の海外ヒモ付き顧客へ大幅値上げの理解を求め...