財務省の貿易統計や日本鉄鋼連盟の発表をもとに昨年11月の品種別鉄鋼輸出入状況をまとめたところ、熱延コイルは20年で最少だった6月の69万トン以来となる80万トン割れだった。新型コロナウイルスの影響が限定的で高水準が続いてきた中国やベトナム向けが減少し、タイやメキシコなど需要が持ち直した他地域向けにホットの輸出余力を配分する傾向が強まっている。...