日本鉄鋼連盟が22日発表した2020年(1~12月)の国内粗鋼生産量は前年比16・2%減の8319万4千トンとなった。暦年の粗鋼生産量が9千万トンを下回るのは1971年(8844万トン)以来。貿易摩擦の拡大などで輸出市場が停滞したのに加え、国内では4月以降、新型コロナウイルスの感染拡大が鉄鋼需要を冷え込ませた。