18日に公表されたH形鋼のメーカー建値は、高炉と電炉で対応が大きく分かれた。日本製鉄が店売り向けの1月契約販売価格を前月比でトン1万円値上げすると表明したのに対し、東京製鉄は全品種の2月販価を据え置いた。関東や関西の流通関係者からは「価格転嫁が追い付いていない中、全面値上げでなかったことが上値を抑えてしまうのでは」など、懸念の声が聞かれた。...