チタンは本来、渋めの銀色の金属だ。だが、その表面のごく薄い酸化被膜をナノ(10万分の1ミリ)単位で調整すると、驚くほど鮮やかな色彩を帯びる。膜厚に応じて赤や黄、青やピンクなど色とりどりの変化を見せるのだ。 この豊かな色のバリエーションは芸術品に生かせるのではないか――。そんな発想から生まれたのが、絵画などを描く下地となるチタン製キャンバス(...