前回示した高炉の三つの減産手法のうち、(2)の「休風」について見ていこう。 休風は本来、高炉の定期補修のための措置。高炉には炉内に燃焼用の熱風が連続的に送り込まれているが、この送風作業を停止することを休風と呼ぶ。休風中は出銑がストップするため、結果的に減産となる。 一般的に定修に伴う休風は、1カ月~1カ月半に1回ほどの頻度で行われる。休風の...