中国鋼材需要の復調を背景に、一部で不採算に落ち込んでいた販売価格を是正するため、東アジア各地で韓国ポスコや中国・宝山鋼鉄など大手ミルが国内向け販価の値上げに取り組み始めた。激戦区では一時、熱延コイルでFOB400ドル割れも見られるほど鋼材市況が落ち込み、メーカー各社の収支は大幅に悪化。この状況を改善するため7月積みから値戻しを進めている。ただ...