3月の関西地区鉄鋼月間市況は、需要に盛り上がりなく、2月同様、全般的にジリ安の展開が続いた。新型コロナウイルスが心理的に影響したこともあり、流通の売り腰は終始締まらなかった。 異形棒鋼はゼネコンが様子見で新規引き合いが振るわなかった。関西地区メーカーの価格重視の姿勢は変わらず、相場は直送ベース=6万2千円のままだったが、安値で折り合うケース...