新型コロナウイルスの感染拡大で、アジアの熱延コイル市況が混迷の度を深めている。都市封鎖が実施されているインドに加え、欧州への販売が困難になったロシアからも安値輸出オファーが出始め、CFRベースでトン当たり400ドル台を3年8カ月ぶりに割り込んだ。 海外顧客では新型コロナ影響を理由に既存の契約をキャンセルし、調達価格を引き下げようと印・露の安...