2020年度の春季労使交渉は集中回答指定日の11日から1週間が経過した。基幹労連の集計によると、鉄鋼業・同関連で17日までに回答した企業は全体の2割弱。回答ペースは例年と大きく変わらないが、回答した企業で賃金改善要求に対し前進回答を示したのは5割程度にとどまっている。鉄鋼業を取り巻く厳しい経営環境を反映して、労使交渉は難航しているようだ。