「ただでさえ需給が緩いのに、コロナ・ショックの様相を呈している。この状況で値下げはない。いや、踏みとどまってほしい」。形鋼流通幹部の願いもむなしく、東京製鉄の4月販価は前月比5千~9千円安と大幅な改定となった。溝形鋼の下げ幅が最も大きく、一般形鋼の扱い筋間には少なからぬ動揺が広がった。扱いのない特約店でも「公表価格である点が厳しい。需要家か...