全日本特殊鋼流通協会の昨年10~12月期景況アンケートによると、特殊鋼流通の70%が「前期よりも業績が悪化した」と回答した。2018年末から荷動きが鈍化し、19年夏から需要の減速感が強まり、副資材・物流費などコスト増も響き、出荷減が採算悪化に直結した。 採算では黒字は33%にとどまり、32%が赤字と答えた。赤字回答は18年は5%に満たなかっ...