東京五輪・パラリンピック開催まで、いよいよ半年を切った。世間の高揚感とは対照的に、国内鉄鋼建材市場は停滞感から抜け出せないでいる。首都圏では関連施設の工事が軒並み一巡し、昨年度にピークを迎えた再開発案件も足元では着工ペースが鈍化。大型物件が抜けた穴を埋めるとみられていた中小建築物も、国際情勢の不透明感から施主の投資意欲が冷え込んだため出件が伸...