年明けの関西の条鋼相場は混沌とした状況でスタートしている。原料の鉄スクラップ市況は昨年11月半ばから上伸してきたが、関西鉄源の輸出価格が地場メーカーの買値とほぼ同水準となったことで頭打ちとなりそうな様相。荷動きは昨年12月に落ち込み、年明けも上向く気配がない。ただメーカーは運送費などのコスト高から当面値下げしそうにない。市中では安値が解消し...