中部磨棒鋼協同組合がまとめた組合員各社の2019年4月の磨棒鋼・冷間圧造用鋼線合計の生産は、前年水準を1割近く下回る3万3022トンと2カ月連続で減少した。大手ユーザー向けを中心に需要全体が振るわず、製鋼メーカーからの母材供給が順調なことから、素材在庫の増加傾向が続いた。 主力向け先であるトヨタの日当たり生産台数は、消費増税前の駆け込み需要...