「ダム経営」を提唱したのは、松下幸之助さん。ダムとは「余裕」のことでもある。 近所の古書店に寂しく並んでいた松下さんの著書「なぜ」(文芸春秋新社・昭和40年刊)の中にも、この「ダム経営」が出てくる。出版した当時、日本は東京オリンピックから証券不況に陥る。松下さんはこれを「日本経済の転換期」と認識。まさに「ものづくりの転換期」である今に通じる...