平成の鉄鋼史/鉄鋼流通/小野建氏(小野建社長)に聞く(下)/「相場形成に中国が影響力」/「直需・加工」を志向、高付加価値化
――鋼材市況について伺います。リーマンショック前の好況期に「10万円時代」を迎えました。平成エポックの一つですが、あの頃はどう受け止めていましたか。 「当時の世界的な原料インフレを受け『鉄の値段が新たなステージを迎えた』と大方が受け止めていた。メーカーが『万円単位』で値上げし、われわれ流通も資金繰りや客先与信を注意しながら仕入れと転嫁値上げに...
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