山陽特殊製鋼(社長・樋口眞哉氏)は27日、ハイス(高速度工具鋼)に匹敵する高硬度と高靭性を兼備した冷間工具鋼を開発、サンプル出荷を開始したと発表した。汎用の冷間工具鋼と同等の熱処理条件で硬度が64HRC(ロックウェル硬さ)クラスを確保し、過酷な条件で使用される冷間加工用のパンチ、プレス金型、ダイス、ロールなどの耐摩耗性、疲労寿命、耐割れ性など...