新日鉄住金が今月中旬に和歌山製鉄所(和歌山市)の新第2高炉に火入れする見通しとなった。炉寿命に達した第5高炉から最新の新第2高炉に生産を切り替え、粗鋼ベースの生産能力を年約50万トン増やす。 増産分は西日本地域にある製鉄所など社内分譲先への半製品(スラブなど)供給に振り向ける見込みで、同所は鉄源供給基地としての役割が一段高まることになる。 ...