――今年のことを伺う前に、18年はどうでしたか。 「流通とすれば、近年まれに見るいい年だったのではないかと思う。販売量としては建材向けは横ばいだったが、薬品や食品などの工場の設備投資が活発だった。価格は、仕入れ値高を十分転嫁し切れなかったが、基本的には右肩上がりが続き、収益面でも好調だった」――国内最大手メーカーの新日鉄住金ステンレスは8月契...