日本の商慣習では、長らく商材以外のサービスが「無償」とみなされる傾向があった。「おもてなし」の精神は日本の美徳だが、きめ細かなサービスや品質管理、納期対応に対して、これからは適正な対価を求める意識が欠かせないだろう▼その典型が飲食業界だ。食材費や人件費の高騰が続く中でも、「値上げすれば常連客が離れる」と懸念し、利益を削って価格を据え置く店は...