今から六年ほど前、執行役員になって間もない頃、人事コンサルタントによるアセスメントを受けた。役員の人事データを整備するにあたり、コンサルタントを選ぶ目的で、新米役員が実験台として駆り出されたのだ。四時間半に及ぶインタビューの末に示された私の原点は、「出来損ないの自覚」だった。腑に落ちた。 幼少期の私は正真正銘の出来損ないだった。病弱で、運動...