自宅に程近い駅のコンコースで、名作絵本をモチーフにしたクッキー缶を扱う期間限定の店舗に人影が重なっていた。肩越しにのぞいてみると、通勤客が行き交う周囲の無機質な空間と一線を画す色鮮やかな缶が並び、物語の扉が開かれたような心持ちになった▼読み聞かせた覚えのある一冊の表紙とパッケージが同じ商品が目に留まった。「これ、知ってるよ」。帰宅して手渡す...