15年ほど前、川崎市市民ミュージアムを訪ねた際、中庭にモニュメントとして飾られていた巨大な炉に目を奪われた。高さ7メートル超、重量は約60トンに及ぶ。1957年まで日本鋼管・京浜製鉄所(現JFEスチール・東日本製鉄所京浜地区)で実際に稼働していたトーマス転炉だ▼市民ミュージアムの閉館に伴い、この炉が再び日本鋼管創業の地である「南渡田地区」に...