重仮設業協会が50年の長きにわたり協会としての活動を継続できたのは、重仮設業ひいては建設業全体の発展のため着実に取り組みを進めてこられた先人の努力と、関係省庁および関係団体の皆様のご指導・ご支援の賜物であり、この場をお借りして改めて深く感謝申し上げます。

 当協会が発足して以来、国内ではさまざまな分野において、我々の生活に欠かせない重要なインフラ整備が着々と進められてきました。当協会は重仮設資材の普及や施工技術の向上、安全対策の徹底等に関わる施策を進めることにより、建設業の基盤を支えるという重要な役割を果たしてまいりました。

 また、大規模災害発生時における緊急対応の必要性が高まる中、関係省庁の指導を得ながら、会員企業と一体となって、復旧工事に必要な資材の供給にも取り組んでおります。

 当協会発足後の50年間で経済環境や社会環境は大きく変化いたしましたが、建設産業の基盤を支え、老朽化したインフラの維持・更新や自然災害への積極的な対応等を通じ、社会の発展に寄与するという重要な役割を担い続けるとともに、「持続可能な社会」の実現に向けて、重仮設業の鋼材リユースを中心とした資源循環型の事業モデルを深化させてまいりたいと考えております。

 会員企業が有する技術や知見を活かし、業界のみならず社会の発展に向けて、協会の活動に取り組んでまいりますので、関係者の皆様におかれましては、なお一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。