年度下期入りした。例年であれば「需要シーズン入り」とされ、いわゆる〝秋需〟到来が期待される時期だが、今年は早くも空振りに終わりそうとの失望感のほうが強い。年度上期末の9月を振り返っても、首都圏の一般鋼材、とりわけ厚中板の店売り販売は8月と同様、大きく落ち込んだまま中間期末を控えた駆け込みの動きもなく手仕舞いした。市況もジリ安を余儀なくされ、...