中部地区の特殊鋼丸棒市況が、先月末までに5千円方下押した。実需不振を背景に散発的に発生していた局地的な値下げが重なったほか、他地区業者による販売攻勢も相まってムードが軟化。大手ユーザー向け価格が下落したことも需要家の指し値を厳しくし、扱い筋が個別対応する中で中心値が切り下がった。各社が売り腰を大きく緩めておらず今後急激に下値領域が広がる可能...