線材製品類は足元、低位横ばいが続く。民間・官公需ともに工事の遅れが目立ち、在庫調整も長引いている。連日の酷暑で建築関連の荷動きが鈍く夏枯れ期ではあるが、常態的な需給の細りで大きな減量はなく、案件が徐々に動き出せば増加の余地もあるとみられる。 市況はおおむね現行水準を維持しているが、一部の中小零細の加工業者は加工賃の転嫁が進まず、厳しい状況と...