創業期の企業は創業者のカリスマ性と明確な目標のもと、トップダウンで業務が進むことが多い。かつては経済成長の波に乗り、その体制でも企業は成長できた。しかし、事業規模が拡大し商流が複雑化するにつれ、トップダウンの限界が露呈する。長年その体制が続けば、社員は指示待ちに慣れ、自ら考え動く力を失ってしまう。 私が現在の職位に就いたのは2023年。当時...