中国地区のニッケル系ステンレス薄板は、基本的にジリ安基調で推移している。 米国の関税措置が一段落し、輸入材シェア拡大に対してAD調査開始が発表されたことで、戦々恐々の不透明感に、やや明るさが見え始めた感がある。AD調査によって国が国内産業の保護に本腰を入れる姿勢を示したことで、ユーザーの間には「いずれ輸入材が調達しにくくなる」との認識が広が...