先週の小欄では、世間で不安視された「7月5日の大災害」の予言が杞憂(きゆう)に終わったことに触れた。だが30日にカムチャツカ地震が起き、日本の太平洋沿岸部でも津波警報に伴う避難指示が各自治体から出された。幸いにも大きな被害は免れたが、まさに「天災恐るべし」だ。各地に港湾岸壁を備える流通加工大手も即座に操業を停止し、従業員を安全な場所に避難さ...