首都圏を主な市場とする東京地区の条鋼建材製品は、実需不振から市場価格が弱基調で推移する。鉄骨造(S造)、鉄筋コンクリート造(RC造)ともに中小案件の着工件数・床面積は伸び悩み、ゼネコンや鉄骨ファブリケーターの下げ圧力は強まっている。 異形棒鋼は下値寄り。4月に続き、6月も2千円安と続落した。需要指標となるRC造の全国着工床面積は、直近の4月...