製鋼工程で不純物除去に使う生石灰の価格に先高観が出てきた。複数の国内メーカーが10月以降の出荷分について価格引き上げ方針を固めたもようで、近く電炉メーカーなどへの値上げ要請に入る見通しだ。石灰製品の生産者サイドでは、原料価格、燃料費、労務費、運送費、設備更新費がいずれも上昇。コストアップが深刻化するなかで「製品価格への転嫁は待ったなし」(関...