米国の追加関税政策や中国の長期化する景気低迷で、日本の製造業は出口の見えない長いトンネルに入ったようだ。鋼材市況も振るわず、相場は総じて弱含みに推移している。鉄鋼原料価格も軟化しているが、一方で人件費や運送費などのコストは上昇。メーカーも流通も安易に安値には応じにくく、比較的高い相場水準を維持している。安くしても量は出ない状況で「コスト上昇...