「加工賃引き上げを認めてもらえない顧客は他社に取られてもよい」と話すのは、あるステンレス流通業者。事業継続に向けた設備保全、更新費用などが上昇する一方、ユーザーの在庫縮小方針や人手不足を背景に切断需要は高まっているようだ。流通業者側も利益が薄い加工を受注するほどには人手が余っていない。粗鋼生産が減り扱い量が減る中、「筋肉質な経営基盤へのシフ...