東京地区のニッケル系ステンレス薄板(冷延鋼板)は下落基調で推移する。メーカー販価が下落傾向にあり、流通業者の在庫簿価は今後しばらく低下し続ける見通し。年明けから荷動きが一層悪化しているのも相場軟化の一因。需要回復の兆しは見当たらず、原料価格も下げ止まる気配はないため「薄板の仲間相場もしばらく軟化傾向で推移する」と扱い筋はみる。 SUS304...