需要低迷が続く。東京地区の特殊鋼流通は年明けから荷動きが一段と悪化。現時点で上向く気配はなく、大型連休明けもさえない。扱い筋は「今月帳破以降に潮目が変われば」と冗談めかす。ある流通業者は「現状の需要水準は一過性ではない。むしろさらなる減少も覚悟しないと」とし、少ない扱い量でも利益が出るよう体制構築を急ぐ。品ぞろえやデリバリー強化、高付加価値...