鋼製容器の出荷量が一進一退となっている。コロナ禍の反動増で持ち直して以降は、産業用、一般消費者向けとも短期的に需要を喚起する明確な市場材料がないまま緩やかに後退。本格的な底離れから回復軌道を描けない状況が続く中、サプライチェーン(SC)各社では、増大の一途をたどる各種コストを製品価格に転嫁する契機をつかめず、2025年度も厳しい滑り出しとなっ...