〝西高東低〟となっている鉄スクラップ国内市況の地域差が縮小に向かいそうだ。関東地区の市況が約5カ月ぶりに反発したほか、事故で休止していた中部鋼鈑(名古屋市)の製鋼が先月30日に操業を再開。需給改善により中部地区の市況を底上げする要因と見込まれる。一方、これまで米国を起点に上昇していた海外市況には先行き不透明感が出ている。