鉄スクラップは、汎用品種については市況上伸力に欠いた展開が続きそうだ。商社筋によると今月、地区電炉は45万トン程度(昨年同月比13%減)の粗鋼生産を計画するが、スクラップの購入量は約40万トンと乖離がある。中部鋼鈑の製鋼工程が先月30日に再開し、今後の操業動向に注目が集まる。 海外筋による日本産スクラップの引き合いは少なく、H2の新規輸出は...