2003年10月、新日本製鉄8割・住友金属工業2割出資の新日鉄住金ステンレス(NSSC)が誕生した。世界大手の200万トンクラブ(当時)には及ばないが、年産110万トン(薄板・厚板・棒線)の国内最大手の誕生だった。ただ、新日鉄と住金のステンレス事業は慢性的な赤字に苦しみ、最悪時には両社合わせて100億円を超える赤字を出したこともある。事業存...