大型電気炉での高級鋼製造技術の確立を狙い、日本製鉄が波崎研究開発センター(茨城県神栖市)構内に建設していた小型の試験電気炉が完成した。炉容量は1チャージ(回)当たり10トンで、昨年12月から運用を開始した。同センターでは還元鉄を造る「試験シャフト炉」の建設も進めており、2025年度内に稼働させる。両試験炉を組み合わせ、水素による還元鉄の製造...