学界組織の日本鉄鋼協会が今年2月6日、創立110周年を迎えた。発足当時から「学理と実業の融合」を基本理念に掲げ、産学連携を促すことで日本鉄鋼業の技術基盤を支え続けてきた。人材育成の場づくりも担っており、脱炭素化をはじめ時代が大きな転換点を迎える中、新しい知の創出や技術の高度化を後押ししている。